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ドラム缶のおふろ

幸ちゃんは お星さまが 大好きです。

キラキラ 光る お星さまは とても きれいです。

そして とても 不思議で いっぱいなんです。だから 晴れた夜は いつも お星さまを ながめているのです。

ある日 お父さんが 幸ちゃんのために ドラム缶のおふろを 作ってくれました。

集めた小枝に お父さんが 火をつけました。

小枝がもえて だんだん まっ赤になります。

幸ちゃんは お父さんに まきをわたす お手伝いをしながら ききました。

「お父さん わいた?」

「まだまだ だよ」

幸ちゃんは 火のそばにいるのが あつくて しかたありません。

ちょっと はなれた所から また ききました。

「お父さん、わいた?」

「まだだよ。幸ちゃん 今日の星はとても きれいだよ。見ているうちに わくよ」

幸ちゃんは 夜空をみあげました。

今日の夜空は お月さまが まだ いません。

とても いっぱいの お星さまだけが輝いていました。

幸ちゃんの大好きなガラス玉と おなじ色でした。

赤 青 きいろ ただただ暗い夜空に キラキラ キラキラ輝いていました。

幸ちゃんは お星さまを 作りたいと思い お父さんに話しました。

お父さんは

「目をとじると作れるよ。息をいっぱいすってごらん。いっぱいに なったら はくんだよ。その時、はいた息が星になるよ」

幸ちゃんは お父さんにおしえられたとおり やりましたが お星さまは つくれません。

目をつぶると なにも みえないのです。

お父さんは

「だんだん みえてくるよ。そして必ず星が作れるよ」

と いってくれました。

さっちゃんは おふろの事を すっかり忘れて お星さまつくりに 夢中です。

お父さんが

「幸ちゃん わいたよ」

と言って、ドラム缶のおふろに 入れてくれました。

幸ちゃんは おふろに入って バシャバシャしました。お星さまつくりは すっかり忘れています。

ひがしの 空に いつも間にか お月さまが のぼってきました。


SOPHIE'S
COOKING TIPS

#1 

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#2

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#3

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